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February 18 Come Back From Seattle「──────Red Wine.」
その一言から、旅立ちが始まる・・・
Seattle
───1日目
朝の七時に起きて、最後の準備をして出発する。
JRに乗って千歳空港へ行き、羽田、成田と経由して向かう。
日本時間で午後6時位にSeattleに向かって出発したが、Seattleに着いたのは朝の八時だった。
暗い外がどんどん明るくなる、日付変更線も通るから、理論上過去へ向かった、のかもしれない、ロシアの科学者も真っ青だ。
だが、到着早々、入国審査で引っかかる。アメリカは世界でも突出した審査の厳しさで有名だそうだ。
それでも、指紋を両指取られ、Webカメラみたいな物で顔を確認、という程度だが、何人も並ぶ審査でこれは結構時間がかかる。
これで引っかかった日にはひどいめにあった。いっぱい並んでいた人達も居なくなって10分程でやっと出れた。
空港を出て、メトロバスに乗ってホテルに向かう。
親父が仕事上、ワシントン大学に向かうので、その近くのホテルを取った。
グレードとしては普通、その中でも驚いたのはコーヒーだ。コーヒーが余り得意でない自分でもおいしいと思うコーヒーが置いてある。
さすがカフェで有名なSeattleと言ったところか。
この日はさすがに長時間の移動で疲れていたので、ホテルのすぐ近くの”大学通り”と呼ばれる学生達が賑わう商店街で時間を潰すことにする。
昼食は適当に中華っぽい食堂風の所に入った。アメリカでは量が多い、と聞いていたので三人でチャーハンと味噌うどんっぽいのを頼む。
量はそこそこ、チャーハンは味がしない、味噌うどんはおいしい。というかチャーハンに余った味噌をかけたらすごいおいしかった。
その後は親父が仕事に行き、自分と母は大学通りを散策。
母ちゃんが葉書を70枚も買ったのだが、店員は「何枚?」と聞いてきて、「70枚」と答えると数も確かめなかった。どんだけ大胆なんだ・・・。
ついでにお土産のピックアップもして、この日はホテルに帰った。
夕食は親父も一緒に近くのレストランに行く。なにやらソーセージが有名な店らしい。
量もそれなり、味もそれなりだったが、驚いた事が二つ。
自分がコーラを頼んだら、「大きいのと小さいのどっちにする?」と聞かれ、量がどれ位なのか聞くと、大きい方は「1リットル。」だそうだ。飲めるか!
もう一つはパン。パンに白い粉がいっぱい降りかかったのが出てきたが、この白い粉、全部塩なのだ。余りにもしょっぱすぎてとてもじゃないが食べれなかった。
チップもうまく払う事が出来、1日は抑え目に観光をして過ごした。
*豆知識Part1
チップに関して。ホテルの荷物を運んでくれる人には1$、タクシー・レストラン等では合計金額の15~20%、基本的にサービスを受けたら返す形になります。
───2日目
朝起きて朝食を食べに行く、しかし、置いてあったのは、パン・ゆで卵・ヨーグルト・シリアル・フルーツ・・・、肉がねぇ。
この日はとりあえず、母ちゃんが葉書を出す、という事で郵便局に行く。
母ちゃんが「65枚あります。」と、言うと、「Wow!」と言っていた。やっぱアメリカっぽいな。
今日は観光がメインだったので、メトロバスに乗りダウンタウンに向かう。
しかしながら、目的地を3つ程乗り過ごしてしまい、ユニバーシティディスクリクト?だったかに着く。ちょっと国際的な様相な場所だった。
母ちゃんがどうせならここにある、紀伊国屋と宇和島と呼ばれるアジア系の店に行こうと言うので、道の途中にあった地図で場所を確かめる。
すると横から外人さんが来て何か喋っている。聞き取れたのは「これは古い地図だ。」という事、つまりこれじゃわかんないよ!と言ってたみたい。
日本とはやはり違う、大半の日本人は素通りだろう。気軽に話しかけてくるのはやはりお国柄か。
紀伊国屋は思ったとおり、日本のアニメのポスターや普通に日本の書店レベルだった。
宇和島はアジア系の食品店、胡散臭いのがいっぱいあった。最高級特選米「錦」とか。ササニシキのぱくりか?
この後、当初の目的通り、スペースニードルへ向かうためにモノレールに乗る。
スペースニードルがあるシアトルセンター付近には色々な施設がある。
アメリカの音楽の博物館、観光用の水陸両用バス、小さな遊園地、シアトルセンターのレストラン街、そしてスペースニードル。
母ちゃんが水陸両用のバスに乗りたい、と言っていたのでチケットの売っている事務所まで行く、が、閉まってる。
スペースニードルでは、展望台下のレストランで食事をすると、展望台へ行くのが無料になる、という事でレストランに行こうとする、が、閉まっている。
そう、我々が旅行に来た時期は観光シーズンでは無い。利益にならないのならば閉鎖して置くのが得策なのだろう。
おかげで一人1500円位かけて展望台に上る。
それなりに見事な景色だが、それよりもすごいのは揺れ。
スペースニードルは作りは細く高い、そのため耐震構造的にショックを吸収するタイプなようで、最上階では体が揺れる位に建物が揺れる。少し気持ち悪くなった・・・
ここも堪能したので、モノレールで戻ろうとすると、何か雲行きが怪しい。
チケットの人と前に居る外人の家族が何か言いあっている。そこで何ともしがたい一言が、「No Working.」的なのが聞こえた。
この日は少し天候も悪く、風も強かった。そのため運行を見合わせていたようだ。
仕方がないので、シアトルセンターでハンバーガーを食う。
どうやらアメリカでは、頼んでから作る、というのが基本のようだ。日本のように作り置きみたいのはしない。マックはしてるかも。
ついでにオレンジジュースを頼んだが、それがまた異様な濃さで、アメリカ的なフレーバーがする。正直飲めなかった。
今後どうするか迷っていたが、モノレールのところに、ダウンタウン行きのバスが出ている、という表示があったのでそれを頼りにダウンタウンまで戻る。
次の目的地は、パイクプレイスマーケット。Seattleに行くなら是非ここは寄るべき!という位の場所らしい。
基本的には大きな市場、露店や酒店、レストラン、雑貨屋など色んな店がひしめき合っている。
ここで有名なのが、最初に目に入る魚屋が、商品をぶん投げるパフォーマンス。掛け声と共に鮭などのでっかい魚をぶん投げて、袋詰めなりしてまたぶん投げ返す。
全体を見ながら奥まで行くと、向かいの通りに”スターバックスカフェ”の一号店が見つかった。ここにも寄ろうと思っていたので店に入る。
こじんまりした店内で、座る席はなし。アメリカではコーヒーなどは買ったらそのまま外に出て飲むのが一般的なようだ。
確かに日本のように席を配置して、時間を潰されるよりも随分効率はいいのだろう。
この日の夕食はパイクプレイスマーケットで買うことにする。魚介類のフライやハム、パン、酒、カニなどを購入。
ハムを買うのは苦労した。塊のまま置いてあり、どう説明すれば買えるのかが難しく、なんとか拙い英語と身振り手振りでなんとかなった・・・。
そして、この日一番の事件が起こった。
レストルーム、これはトイレのことだ。パイクプレイスマーケット内でトイレに行く。
公衆トイレに入るのは旅行に来て初めてだった。驚いた事に男用のトイレの便器が無く、全部個室だった。
そして、その個室も、ドアや周りの板が異様に下が空いており、上も空いている。つまり足は丸見え、立てば頭も見えるというレベル。
これは恥ずかしい、と思いつつも用を足し、外に出る。
すると、外人のカップルが俺を見て、笑った、気がした。
疑心暗鬼のセミプロの俺からすると、通り過ぎた後、また俺を見れば100%確定だな、と思った。
そして、通り過ぎて振り返ると、なんと、俺を見て笑っているではないか!
な、なぜだ!!
!!???
そうなのだ、俺が入ったのは女子便所だったのだ!!!
もしかしたら、俺は捕まっていたかもしれない。しかし、その瞬間ココロの中で「マイガッ!」って思った時点でかなり英語力は上がったかなって思った。
その日は簡単な昼食しかとってなかったので、母ちゃんが行きたいとうるさかった、生牡蠣が食べられる店に行く事にする。
文章の流れからわかると思うが、Seattleは海産物が有名だ、近くに海があるからね。
生牡蠣が食べられるお店は高級ホテルの中にあった。
アメリカの方ではハッピーアワーという概念がある(日本にも多少あるみたい)。客が余り入らない時間にサービスがある、というものだ。
ここの店ではハッピアワー(ここでは3時~5時)に来ると、生牡蠣一個の値段が半額になる。
そんな訳で、とりあえず俺が適当に白ワインを頼んで、生牡蠣を8個頼む。
ベリーデリシャスだったため、追加で4個頼んで合計12個食べた。母ちゃんは後20個は食べれたとほざいていた。
だが、驚いた事に生牡蠣12個よりも俺が適当に頼んだ白ワインの方が高かった。
ドンマイ!
そしてホテルで買った食品をむしゃむしゃ食べてこの日の夜は更けていく。
*豆知識Part2
メトロバス。基本1.25$で何処までも行ける。ダウンタウン市内に入ると無料区間があり、その区間はタダ。ちなみにバスのチケットに時間が表示されており、その間はそのチケットでまた乗る事が出きる。降りる意思を伝えるには紐を引っ張ると、次止まってくれる。
───3日目
深夜四時くらいに目が覚める。ちょいと煙草を吸いに外に出る。
アメリカでは禁煙が進んでおり、公共の建物では煙草はほぼ吸えない、このホテルも例外ではなく、ホテル内では煙草は吸えない。
そんな訳で、外に置いてある灰皿の横でTシャツ一枚で煙草を吸う。
吸い終わって戻ろうとした時に事件は起こる。
そう、ホテルに入れないのだ。
ドアの横に注意書きみたいのがある、どうやら遅い時間ではカードキーが無いと空かない、と。
俺はついでに携帯も財布もカードキーも無く、この寒空の中Tシャツ一枚の小僧だ。
すごい焦った。
ホテルのフロントの方のドアに移動して、ドアを叩いてフロントの人を呼ぶ。
フロントの人は俺の姿を見てすぐわかったんだろう。
一言「Hi.」。
この日の朝食も前回と変わりは無い、なんとも味気ない。
だがこの日は日本人の女性観光客グループが居たようで、すごい久しぶりに日本語を聞いた気がした。
今日はお土産メインで色々探そうという事で、昼から出ようと思ったが、案外二人とも疲れていたため、外に出たのは結局3時ごろ。
ダウンタウンに向かおうと思ってたのだが、間違ってシアトルセンター行きのバスに乗ってしまう。
運転手との会話でわかったのは、これを降りて17番線の方に乗り換えればダウンタウンに行けるそうなので、バスを降りる。
次のバスが来るまで待つことにするが、さすがにSeattle。何処にでもカフェがある。
ダウンタウンに着いてから、とりあえず遅い昼食を取りに行く。
シーフードが有名な店に入る。そんな中、自分はサーモンバーガーを頼む、今回の旅の中で一番おいしい食べ物だったかもしれない。
もちろん自慢の英会話で余った料理を持ち帰る。あっちでは持ち帰りは結構デフォルトのようで、頼めばすぐ専用の箱が出てきた。
ついでにこのレストランの近くのピア57、という所でお土産を物色。
また近くにパイクプレイスマーケットがあったので、夕食をまたここで調達しようと思ったが、6時にはほとんどの店が閉まっていた。
変わりにスタバ一号店でお土産を物色。
今日の夕食は余り物とハムと酒、一番質素な夕食だった・・・。
*豆知識Part3
駐車場。なんと普通の道の両脇が駐車場になっている。お金を払うとシールが出てきて、それを窓に張っておく。なので道路の両脇はほとんど車が止まっている。
───4日目
今日は親父も仕事が終っていたので、一緒に観光をすることになった。
いつも通りの朝食だったが、ワッフルを作れる事を知り、一味違う朝食を楽しめた。
親父たっての希望により、ワシントン大学を見ることになった。
自分の居る大学もかなり大きいと思ったが、こっちの方が随分大きいようだ・・・。
そしてリスが普通に居る、これまた自分の大学にもたまに見るのだが、大きさが違う、ぶくぶくしてる。
ワシントン大学の大学生協にお土産を物色したり、色々見て回る。
”栄光ある・デラックス”手さげカバン
ワシントン大学生協に置いてあった。この意味不明な誤訳のような代物。誰が買うのか非常に興味深い。
その後、大学にある博物館に行く。
次にダウンタウンに向かう。親父が昨日自分達が行ったレストランに行きたい、と言うのでそこで食べる事に。
今度はチキンバーガーにする。シーフードのお店なのに全然シーフードに目が向かない。
代わりに母ちゃんががっつり喰う事になったので、一緒にたべる。
次はシアトル水族館。日本のような派手さはないがゆったり見ることが出来。落ち着いた雰囲気で見れた。
ついでにお土産も物色。
夕食はまたパイクプレイスマーケットで色々買う。
結局、レストランには今回余り行っていない。ロシアに行ったときはレストラン三昧だったのだが。
そんなこんなでSeattle最後の夜は明けていく。
*豆知識Part4
英語。大胆に行けばほとんど通じる。文法や発音をそこまで気にする必要は無い。なんたって俺の適当な英語が通じたからね。
次はスウェーデンに行こうとか言われたけど、仕事で忙しいと思うな。
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